3人の米兵の戦争の後日談が綴られていくという作風となっており、普通の人間がボロボロになっていく姿がしっかりと描かれているのです。, 『父親~』と「対」になっている作品『硫黄島の手紙』では、同じ戦争を敵側の視点で、違った作風で描ききりました。, この作品では、地獄のような苦しみを経験した日本兵(米兵にとっては敵)の姿がこれでもかと描かれていました。, さらに、『グラン・トリノ』では、クリント・イーストウッド自身が、朝鮮戦争で大量に兵士を殺した経験を持つ老人役で出演しています。, これらの作品を顧みると、イーストウッド監督の訴えは一貫しているように思います。 2001年、9・11テロが起こった年にクリスとタヤは結婚し、クリスの1回目の派遣が決まる。クリスは、つぎつぎとと兵士を射殺し、最強の狙撃手と呼ばれるようになる。, ※今回はコメント欄で「ロロ・トマシ」さん、「シオンソルト」さん、「毒親育ちさん」が素晴らしい意見を出しているので、そちらもぜひお読みください!, クリント・イーストウッド監督最新作にして、実在の狙撃手・クリス・カイルの自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』を原作とした映画です。, 本国では戦争映画史上最高の興行収入額を記録するほどの大ヒット、日本でも抜きんでた初動記録を打ち立てた本作ですが、その評価は賛否両論であり、数多くの論争が巻き起こっています。 「ドリル」の音には過剰に反応し、 「フスハー≒NHKのアナウンサーが使う言葉」「イラク方言のアンミーヤ≒東京周辺の人が日頃使う話し言葉」と捉えて頂けるとイメージしやすいかと思います。 作中で「姿を現さない相手・敵」のことを「カイザー・ソゼ」と言っていました。これは映画『ユージュアル・サスペクツ』に出てくる謎の人物「カイザー・ソゼ」から来ている表現です。 米軍通訳はこのフスハーを用いて現地の人と話しています。 アラビア語圏の方の話す内容が100%汲み取られ、通訳されている可能性は低いかもしれないのですね。そのようなズレが余計に状況を混乱させるのかもしれません。 しかしそれにも増して中東の人間は『アメリカン・スナイパー』にハラーム(破戒)の限りを見たかもしれません。, どうも、25歳の映画ファンです。先日、観てきました。 事実、カイルは射撃を教えている車いすの男に「もう一度聞く、なぜあなたは家族のもとに帰らずにここにいるんだ?」と問われても答えられていませんでした。, さらに、カイルは何も映っていないはずのテレビを観たときも、銃の音を聞いていたようでした。, これらから察するに、カイルは『ハートロッカー』で描かれたような「戦争中毒」になっていたのだと思います。, 序盤に狙撃訓練では、カイルは「生きているものは得意です」と言いながら見事にヘビを殺していました(少し楽しそうでもありました)。, そもそも結婚もして子どもがいるのに、死ぬかもしれない戦地に赴くこと自体常軌を逸しているともいえます。 厳しい訓練が続く中、クリスはバーで美女のタヤ(シエナ・ミラー)と出会う。 ひとりの人間についてそんなアンビバレントな印象を持てるということは貴重です。, このおかげで、戦争映画にありがちな暗すぎて気が滅入るような作風にもなっていません。 観たいと思っていたイーストウッド監督作です。 『アメリカン・スナイパー』 クリント・イーストウッド監督によるアメリカ映画で2014年に公開されました。伝説の狙撃手として実在したクリス・カイルという人物をモデルとした伝記的作品で それは彼が大切な「日常」を過ごしていたためでもあるのでしょう。, カイルは派遣から帰り、無事に息子も生まれて平穏な日常を過ごしているようでしたが…… 映画のオリジナル演出なのか、実際のクリスさんも本当にあのマークをペイントしていたなら、どういう意図であのマークを愛用していたのか、気になります。, ふと疑問に思ったのは、創作とはいえ「ボーンレガシィ」のワンシーンと似ていることだ。どういうことかと言うと、「工作員引き抜きのため、兵士を一旦死んだことにし、全くの別人として工作活動させる」という点だ。もしかしてクリスカイルはCIAに引き抜かれる際、殺害されたことにされたのではないか?と思ったわけだ。真実は我々の知るところではないのかも知れない。, […] ントも熱いですよ!)↓ 蝕まれる心 映画『アメリカン・スナイパー』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー […], * が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。, 今までに書いた映画レビューの中から、この記事を読んでいただいたあなたにおすすめの記事をピックアップしています。, ネタバレ前の感想をまずは読んで下さい。映画を見終わった後、ネタバレを含む解説を読んでいただけると1記事で2度楽しんでいただけるのではないかと思います。, カゲヒナタ映画レビューが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです!あなたが良い映画と出会えますように:), 観客に求められているのは、単純な戦争の是非そのものよりも、残酷な運命に翻弄される人間のはかなさや、人間の複雑な感情を読み取ること, <『アメリカン・スナイパー』射殺事件の真相は | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト>, 今週末見るべき映画「アメリカン・スナイパー」 (1/4)|アート|Excite ism(エキサイトイズム), 【Amazon.co.jp限定】アメリカン・スナイパー ブルーレイ スチールブック仕様(1枚組/デジタルコピー付) Blu-ray. ・「反戦もの」と「戦争もの」 © Copyright 2020 MASA's READING MEMO BLOG. 映画「アメリカンスナイパー 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。アメリカンスナイパー のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。 いったいなぜ、と問われそうなところですが、帰還兵もまたPTSDを患っていたためであり、その正確な理由は不明。現在も裁判中とのことです。 ネタバレなし。判決出てたんだね~。終身刑か。wiki読んだら、映画はいい話省き過ぎ。久々の映画で楽しみにしてたのに。会社を早退してまで観たのに。気持ちはおもー… アラビア語の字幕は必要なところ以外は無くて良かったと思います。わからない方が恐怖を抱くからです。 軍隊は人殺しや強姦を楽しみたい人がなる職業です!なんて真顔で小学生の前で言う先生が存在するなんて、都市伝説としか思えない学生生活を送ってきました。仰げば尊し我が師の恩・・・。 シオンソルトさんのお話、たいへん興味深く読ませていただきました。 毒親育ちさんとシオンソルトさんの会話に少し参加させて頂きます。 不謹慎ながら最初にポスターを観た時には「あれ?もうキャプテンアメリカの三作目公開するの!?」とカンチガイしてしまいましたが、クリスさんがシールズを志願した動機がキャップと被るように見えて、キャップを崇拝対象とまで思っている私には、勝手ながら悲しくなりました・・・。 カイルがすぐに家に帰れなかったのも「日常」と「非日常」の切り替えができなくなっているからではないのかと感じました。(すぐに家に帰れない現象はベトナム戦争を扱った映画『ディア・ハンター』でも描かれています) 私達にとって戦地は「非日常」です。兵士にとっても戦地は最初は「非日常」です。しかし、回数が増えていくことによって「日常」になっていきます。彼らが母国へ帰って家族と過ごす時間は果たして「日常」なのでしょうか。作中では徐々に戦場が「日常」、家族との生活が「非日常」に変わっていく気がしました。 (映画のはじめに、女性と子どもを射殺して「的確な判断だ」と賞賛されたことと対になっている事実です)。, また、これまであれほど多くの人間を殺してきたカイルでしたが、敵にも家族がいたことを想像したのではないでしょうか。 羊を育てる気はない。お前らは番犬になれ」, 番犬として育てられたカイルは、戦争の中で番犬たるべき、組織の中で圧倒的な力を持つべきであると考えていたのでしょう。 で、これは飽く迄も個人的な印象なのですが、その不評の物言いが『ハート・ロッカー』の時よりも酷いように感じています。(罵詈雑言が酷い…) ご存じのようにアラビア語はひじょうに広い範囲で使われる言語であるため、方言差が激しいです。通常、非アラビア語圏の人(もちろん日本人も含みます)がアラビア語を学ぶとき、「フスハー」と呼ばれる正則語を学ぶことになります。 >~無音~ じつは本作の、現地人と、米軍側の通訳の使うアラビア語は、それぞれ別物になっています。 ふつうに考えれば、主人公は戦争で数多のも人を殺し、自ら進んで戦地に向かうという、「理解できない」男です。 映画のワンシーンを切り取った予告編がものすごく印象的でした。一瞬で戦場に連れて行かれたような感覚に陥りました。, ロロ・トマシさんがアラビア語のことに少し触れてらしたので。 同じアラビア語でも、公共的に用いられる「フスハー」と、日常的に用いられる「アンミーヤ」があるのですね。知りませんでした。 医者にはたいそうに「神にも説明できます」と言ったカイルですが、彼が戦場に赴いたのは「国のため」「仲間のため」だけではないようにも思えるのです。 アメリカン・スナイパー – みんなのシネマレビュー, 「ハートロッカー」「ゼロ・ダークサーティ」に続く近年のノンフィクション戦争映画の傑作です!劇場もこの間の「天才スピヴェット」をブッチギる大入りでした! フスハーは端的に言えば「共通語」なのですが、実際には文語体のアラビア語で、演説やニュース等では使われるものの、口語としては一般的ではありません。 私がこれを高く評価している理由のひとつとして、カモシダ(鴨志田穣)のどうしようもないダメ親父っぷりを辛辣に批判的に描き、しかしその彼の心理的な事情として戦場で受けたトラウマを鋭く描き、かといってそれを以て弁護しようというものでも無い、という点があります。 観客に求められているのは、単純な戦争の是非そのものよりも、残酷な運命に翻弄される人間のはかなさや、人間の複雑な感情を読み取ることだと思うのです。, 個人的に、本作は戦争映画が苦手な人にもおすすめできる作品であると思いました。 >一言感想:それぞれが「考える」戦争映画 >(マイケル・ムーアは幼少時からスナイパーが卑怯な人種であると教えこまれていたそうです) 今日の映画感想は『アメリカン・スナイパー』です。 個人的お気に入り度:8/10 一言感想:それぞれが「考える」戦争映画 あらすじ カウボーイ気取りの青年クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は、 … これは、カイルが観ていた「何も映っていないテレビ」を暗示しているようにも思えますし、カイルという英雄にささげる黙祷(moment silence)にも思えます。, 戦争に心を蝕まれる悲劇を体験した人にとっては、ここで銃声が聞こえるのかも… これはムスタファ達も同じ事を考えているのでしょうね。神様は納得してくれるか、気になります・・・。 余談ですが、クリスさんが車両や軍服にペイントしていたドクロマークですが、マーベルコミックスの悪即斬系ヒーロー「パニッシャー」のトレードマークに酷似しています。 ただ、それを考慮しても尚、主人公が“相手”に対して構えている心理は大きく違います。 All rights reserved. 誤解を怖れずに言うと、これはめっっっさ耳に心地良いのです。脳内麻薬、出まくりです。何せ、学んでいる言葉がそのまんま響いてくるのですから。 用心棒のアミールは「ドリル」が好きな男で、子どもと「村長」をも無残に殺しました。 で、演説で使われるということでお気付きの人もいるかもしれませんが、いわゆる武装集団が犯行声明等に使っている言葉もフスハーです。しかもアルジャジーラ等よりもより厳格な文法/発音のフスハーであることが多いです。 やはり相手の言葉がわからない状況の方が混乱を生み出し、戦争という恐怖を追体験できるのではないでしょうか。 言いたいことおさまらないから簡単に言うと、 余談ですがこのシーン、ちょっと前に観た「ジャッジ~裁かれる判事~」のラストを思い出しました。ネタバレになるので詳しく書けませんが・・・。 「神はいるか」「信じる心を無くした」と訴えていた仲間のマークは、あっさりと奇襲により殺されます。 『父親たちの星条旗』でもそうでしたが、「英雄」と呼ばれる者を、そのまま「英雄」として描いていません。 戦争では人殺し、家庭では気のいいパパ。 「アメリカン・スナイパー」に関するTwitterユーザーの感想。満足度87%。総ツイート164,207件。カイルは自身の狙撃の腕前で多くの同胞を救い、“レジェンド”の異名を持つ人物だった。しかし、彼の腕前は敵も知るところとなり、やがてその首に賞金がかけられてしまう。 とても『ハングオーバー!』のチャラ男と同一人物だとは思えません。, 銃殺シーンが直接的に描かれているため、R15+指定になったのも当然ではありますが、ぜひ若い人にも観てほしい作品です。 『ハート・ロッカー』には爆弾工場で“地雷”となった少年の死体が発見されるシーンがあります。くだんの作品の主人公ジェームズは、一度は工場の一斉爆破による除去を考えますが、考え直し、危険を顧みずに死体を開いて爆弾を取り出し、死体を弔おうとします。 血圧計は異常値を示し、 その心情も確かにあったのでしょう。, しかし、カイルは中盤で若い帰還兵に「私が生きているのはあなたのおかげです」と教えられたとき、きょとんとしていて、自分が彼を救ったという自覚はなさそうでした。 とはいえ、中東の人間にしてみればこの両者には明かな差として目に映ることも想像に難くありません。 今回のようにイラク戦争を考えたり、実在した人物に想いを馳せたり、アラビア語に関する知識が増えたりしたことはとても嬉しいことです。 ・カイザー・ソゼ ・アラビア語の字幕について あと、中東の人達のご不満は仕方ないので、 彼の亡くなり方は「イラク戦争そのもの」を表現したような感じですね…。どのように亡くなられたのかは、作品を観るまで知らなかったので衝撃でした。 それほど派手さはないけれど淡々とした描写が好印象。 この映画は「戦争もの」です。戦争をそのまま描いています。それによって観る側が「彼は英雄だ!」とも「戦争を美化している!」とも自由に感じて良いのです。この映画を機に戦争そのものを皆で考え、賛否両論で論争が起きているのは良いことではないでしょうか。 後に子どもがバズーカを拾い上げようとするときには「頼むから、拾わないでくれ」と願います。, この前にも何十人も殺したはずのに、なぜカイルが拾わないでくれと心の底から願ったのか…… 作中で「姿を現さない相手・敵」のことを「カイザー・ソゼ」と言っていました。これは映画『ユージュアル・サスペクツ』に出てくる謎の人物「カイザー・ソゼ」から来ている表現です。, カイルたちは傭兵を率いる大物ザルカウィを狙います。 「へー、こんな代名詞になっているのか」と感心してしまいました。 悔やむのはマークやビグルスを救えなかったことだー しかし、カイルは犬=「番犬」を殴り殺そうともしていましたし、最後には周りの作戦など気にせずに「一匹狼」のような独断でムスタファを殺してしまいます。 カイルは自身の狙撃の腕前で多くの同胞を救い、“レジェンド”の異名を持つ人物だった。しかし、彼の腕前は敵も知るところとなり、やがてその首に賞金がかけられてしまう。一方で、カイルはイラクでの活動の中、遠い戦地にいながらも故郷に置いてきた家族の良き夫、良き父でありたいというジレンマを抱えていた。だが、2003年から2009年まで、4回もの過酷な遠征を経験している彼は、妻子の元へ戻っても戦争の傷を癒せずにいた…。, © 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC, アメリカンスナイパーを観てから、またFPSがやりたくなり、バトルフィールドハードラインを購入。あらためてBFよりCoD派なんだなーと実感。でも最近のCoDつまんなそーなんだもんな、近未来的で。, 結局これだ…。3時だよ、オイ。大好きなブラッドリー・クーパーが出てきちゃったから!もう本当、色気のある男の人が好きだわー。今日は1日自由だったからアメリカンスナイパー観にも行けたんだなー。もったいないなー。あーあ!ホント、ネルーーー!, アメリカンスナイパーの感想書くよって言ったものの何書いたらいいかよく分からないんだよな。とりあえず、いつも通りのクリント・イーストウッド作品ではあった。ストーリーや演出に驚きはあまりない。ある意味では退屈な映画かも知れない, アメリカンスナイパー観て改めて思ったけど戦争は無くさないとダメだな、日本て幸せな国だな, 一昨日、イミテーションゲームとアメリカンスナイパーみてきた