この点について、三菱自動車の場合はどうであったのか。 2000年7月18日記者会見 組織的なリコール隠しを否定 (7/19朝日新聞朝刊) 同 年7月26日記者会見 組織的にクレーム情報の隠蔽が行 われていたことを認める(7月27 日朝日新聞朝刊) 日経BPのテクノロジーを核とした商品をご紹介します。, 受講者3000名以上!超・実践型マネジメント研修 6日間講座、異業種交流をしながら、真のリーダーシップを学ぶ!ミドルマネジャーに必要となる「知識・スキル・マインド」を徹底的に鍛えます!. Copyright © 2020 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved. 新事業・サービスの開発や中期計画策定に役立つ 7月中旬の三菱自動車本社(東京・港区)の会議室。その男は勢いよく部屋に入ってくるや、「前の会議が押しちゃって……。時間はちゃんと取りますから」と申し訳なさそうな表情を浮かべた。三菱自動車の益子修CEO(最高経営責任者)。日経ビジネスの独占インタビューに応じ、これまで封印してきた「あの時」を赤裸々に語った。, ※日経ビジネス8月7・14日合併号では「挫折力 実録8社の復活劇」と題した特集を掲載しています。併せてお読みください。, 燃費不正問題が発覚し、2016年4月20日に記者会見を開きました。あの時はどのような心境だったのでしょうか。, 益子:今回の問題を「単発の出来事」とは捉えていません。三菱自動車(MMC)の(50年近くに上る)歴史の中で起きた問題だと思っています。, 物事には必ず原因がありますが、原因には、きっかけとなる原因と根本的な原因の2つがあります。今回の燃費問題が発覚するきっかけとなったのは、(軽自動車を一緒に開発していた)日産自動車が次期車の開発をしようとしたときに「(現行車の燃費で)十分な数値が出ない。カタログ値が出てこない。おかしい」と指摘してきたことでした。その後、第三者委員会や社内の調査で、(既定外の測定方法の使用や数値の改ざんが始まったのは)20数年前だったことが分かりました。(問題を解決するには)この根本原因について「なぜそんなことをしたのか」を理解する必要があります。, 益子:2004年、三菱自動車は別の危機に直面していました。ダイムラークライスラー(当時)から資本提携を解消され、財政面で危機的な状況に陥ったのです。この時、私は社長ではありませんでしたが、確かに問題のきっかけはダイムラークライスラーが手を引いたことにありました。でも、根本的な原因は違います。「過去の身の丈を越えた拡大戦略」です。, 2005年に私が社長になり、過去をさかのぼって業績を見ましたが、MMCはそれまでもあまり儲かっていませんでした。なのにオーストラリアと米国、オランダにまで工場を持っていた。, 当時、オーストラリアに工場を持っていたのは、米ゼネラル・モーターズ(GM)、米フォード・モーター、トヨタ自動車、日産に加えてMMCでした。最初の4社なら理解できますが、そこになぜMMCがいるのか。クライスラーが経営危機に陥ったときに引き受けたようなんですが、私はオーストラリアに生産拠点を持つ意味はなかったと思っています。結局、日産、その次にうち(2008年)、その後もGMやトヨタがオーストラリアから撤退していきました。, 米国の工場もクライスラーから引き受けたものです。我々の規模の会社にとっては非常に大きな生産能力を持った工場でしたし、クライスラーも儲かっていれば工場を手放したりしません。そもそも米国に工場を持つ意味があったのか。経営判断にミスはなかったのか。こうした根本原因をきちんと分析しないと、どんな問題も解決できません。, MMCの業績は私が社長になってぐっと伸びました。(身の丈を超えた拡大戦略という)根本原因を解決してきたからです。過去の負の遺産を整理し、赤字垂れ流しを「止血」することで、自動的にその分が利益に変わっていきました。攻めよりも守り。新しいことにあまりチャレンジできなかったけれど、会社をリーンにしたのがこの10年間、私がやってきたことでした。, 体面を重視したよそ行きの質疑応答と感じました。新聞を読んでいるのと同じ感覚です。フェルディナント氏のインタビューでなく、本当に残念です。, 言い訳ばっかり。しかも、「悪いのは全部社員、自分はちゃんとやってた」って・・・。最低・最悪の社長だな。, 結局、根本原因は「できないとは絶対に言うな」が悪かったという判断ですか?これは東芝の「チャレンジ」とも似ていますが、この認識だけでは甘いですね。本当は「できないと言わずに(不正を働いてでも)代案を持って来い」と言っていたのでしょ?重要なのは、括弧でくくった中身の、無言で強制している部分です。本当に問題なのは企業倫理ですよ。三菱グループ内には多くの企業がありますが、今回のような倫理観の欠如は自動車さんだけではないですね。むしろ、これこそが三菱グループの文化でなないかと思えるほどで、コンペチタの視点からは昔からよく見えています。気づかないと思ってるのかな?日産との提携がスムースに進んだのは、最初から日産がそのつもりだったからでしょう。燃費偽装の事実公表も含めてね。, すごいな、この社長。悪いのは社員、自分は成果を上げていると言い切ってる。しかも、不祥事の原因については語る内容はどこか他人事。たとえどんな末端社員がやったことだって、その結果は社長の責任だろ!断言していい。この会社、またやるよ。, 燃費不正は、自分自身の問題?違いますよ。経営陣の問題です。危機感を持つべきなのも、益子氏を含む経営陣です。にもかかわらず社員に危機感を求めること自体が、無責任体質が抜け切っていないことの表れですね。思えば、日産も経営危機の時に、経営陣が責任を取ることを求めたダイムラーではなく、経営陣がそのまま留まることを保証してくれたルノーを選びましたね。今回、三菱と日産の提携も、無責任同士が手を結んだ、まさに類は友を呼ぶという言葉がぴったりです。, 具体的な解決策が何も語られていませんね。MMCのクルマに乗り電子部品を納入していた経験からコメントします。貸与車でMMCのクルマに2世代乗りました。トレディア、ギャランΣ、です。どちらも一回目の車検を迎える前に壊れました。トレディアはターボハウジングが破損し、オイルリングが飛び、真っ黒な煙を吐きながら首都高湾岸線で頓挫しました。Σはオートエアコンが壊れ、真夏に熱風を吹き、オートマが2速にしか入らなくなり、東北道の宇都宮でJAFに救援されました。なぜそんな車に乗り続けたかと言うと取引先にMMCがあったからです。MMCは他のメーカに比べ開発設計に関わるエンジニアが極端に少ない印象がありました。電子部品を売り込むとトヨタや日産が採用した部品なら、ほぼ自社評価なしで採用してくれました。意地悪のように次々と課題をよこす他社とは全く違いました。クルマと言うのは多数の部品くみ上げて成立する極めて複雑な工業製品です。評価にあたり、最低限の法規制さえ守らず、前世紀の徒弟制度のように、先輩に言われた方法に盲従するようではこれからのの時代を生き残れないでしょう。日産に取り込まれたことはMMCにとって最善の選択だったのかも。, TAIWAN EXTERNAL TRADE DEVELOPMENT COUNCIL, 日経ビジネス電子版のコメント機能やフォロー機能はリゾームによって提供されています。. 三菱自動車の益子修ceoが2016年4月の燃費不正問題の発覚以来、初めてメディアに対して独占的に問題を語った。事件が起きた根本的な原因は何だったのか。それを解決するために今、何に取り組んでいるのか。三菱自動車は本当に変われるのか。 「誌面ビューアー」は、紙の雑誌と同じレイアウトで記事を読むための機能です。ウェブブラウザーで読みやすいようにレイアウトされた通常の電子版画面とは異なり、誌面ビューアーでは雑誌ならではのビジュアルなレイアウトでご覧いただけます。スマートフォン、タブレットの場合は専用アプリをご利用ください。 詳細を読む, 「クリップ機能」は、また読みたいと思った記事や、後からじっくり読みたいお気に入りの記事を保存する機能です。クリップした記事は、メニューから「マイページ」を開き「クリップ」を選ぶと一覧で表示されます。 詳細を読む, 日経ビジネス電子版では、閲覧を制限している状態を「鍵が掛かっている」と表現しています。有料会員としてログインすると、鍵の有無にかかわらず全ての記事を閲覧できます。登録会員(無料)でも、月に一定本数、鍵付き記事をお読みいただけます。 詳細を読む, 記事の内容やRaiseの議論に対して、意見や見解をコメントとして書き込むことができます。記事の下部に表示されるコメント欄に書き込むとすぐに自分のコメントが表示されます。コメントに対して「返信」したり、「いいね」したりすることもできます。 詳細を読む, 記事末尾の「投票」ボタンを押すことで、その記事が参考になったかどうかを投票する機能です。投票できるのは1記事につき1回のみ。投票の結果はすぐに反映され、トップページの記事リストなどにも表示されます。評価の高い記事を選んで読むといった使い方ができます。 詳細を読む, 「この連載の続きが読みたい」「この議論の展開を見届けたい」と思った時に便利な機能です。「連載をフォロー」「シリーズをフォロー」は、その連載の新着記事が配信された際に、「議論をフォロー」は、その議論に新しいコメントがついた際に通知されます。 詳細を読む, 優れた戦略立案は確かな情報源から。 今回の事例(三菱自動車リコール隠し事件)は,技術者が伝統ある企業組織で「技術者倫理」を実行することが困難となり,ざまざまな不祥事を起こした事件で,その内容,背景および教訓について解説し …