交換法則や結合法則、分配法則は、4年生で学習します。4年生の子どもにとって、式変形はとても難易度が高く、全く理解できない子も少なくありません。. 小学4年生から5年生にかけて『計算のきまり』を習います。「交換法則」「結合法則」「分配法則」の3つです。 交換法則とは、前と後を「交換」しても答えはかわらないという法則です。 例えば、2+3=3+2、2×3=3×2。 引き算、わり算では成り立ちません。 以前、分配法則のやり方とは?小学生でもわかる教え方(説明)や証明を解説!【分数や割り算も考察】という記事で、「分配法則がなぜ成り立つのか」に重点をおいて解説しました。, これに重点をおいて、実際に小学生がつまずきやすい“逆”や”分数”といった考え方を用いた問題を解いていきましょう。, 徐々に問題のレベルを上げて、最終的には中学受験をされる方のために、あの超有名中学校の入試問題についても解説していきますので、ぜひ楽しんでご覧ください♪, ※$a×b$ のことを $ab$ と表記していますが、中学数学から「×」の記号を省略することが多いです。, (まあ、「=(等号)」は「両辺の値が等しい」という意味の記号なので、本来逆にする意味は全くないのですが、こうしてみた方がわかりやすいかと思いますので。), ただ、こういう問題に分配法則を使う発想ができるかどうかが、数学のセンスがあるかないかの分かれ目だったりします。, 以上3つの方法でやってみますので、「どれが一番いいか」考えながら進んでみて下さい♪, 解答3については、$$14^2=196$$を覚えている人のみおススメの方法ですね!, だから、子供のころから、「どうやったら計算がもっとラクにかつ正しくできるだろう…」みたいなことばかり考えてきました。, そして自分で見つけた方法が、学校で教わった分配法則を用いた計算方法と一緒だった、みたいなことがあったんですね。, 僕はそこから自信をもって、「もっといい解法はないか」と数学に対して粘り強く考えるようになりました。, ですが、こういうちょっとしたことが数学の力が伸びるきっかけになることもありますので、皆さんもぜひ筆算はやりたくないという感覚で計算を楽しんでみて下さい♪, それでは、最後に2問、実際の中学受験の入試問題で出題された問題を解いて終わりにしましょう。, $0.25$ が共通している数なので、あとは$$2.5=0.25×10$$$$25=0.25×100$$これらに注意して分配法則の逆を使っていますね。, この問題は、灘中学の入試問題の中ではかなり易しい方ではありますが、何の工夫もなしに計算しようとしてしまうと痛い目を見ます。, 方針としては、分数で考えるのが嫌なので、両辺に同じ数をかけることでうまく分母を取り払ってあげる感じですかね。, 分配法則を用いることがメインの問題ではないですが、途中で分配法則を使った方が良いケースがたくさんありますので、ぜひマスターしたいところです!, たとえば、中学数学で初めてならう「展開公式(乗法公式)」も分配法則がベースですし、それをもとに「因数分解」もできるようになります。, 関連記事1 分配法則(ぶんぱいほうそく、英: Distributive property )は、数学の法則の一つ。. 3×(10+2)3×(10+2)を計算しなさい。 このような式の場合、四則演算のルールにもとづいて計算すれば、3×(10+2)=3×12=363×(10+2)=3×12=36と、まず ( ) の中を計算してから掛け算を行いますね。 これでももちろん正解です!! ですが、この計算に分配法則を用いるとどうなるでしょう。 ↓↓↓ 【分配法則を … Copyright© 「因数分解のやり方(高校で習う公式)をスッキリ解説!【たすき掛けを簡単に解く方法】」, 関連記事2 みなさん、分配法則ってご存知ですか?分配法則のやり方を知っていると、計算が格段に早くなります。そこでこの記事では、分配法則のやり方について、練習問題を交えながらわかりやすく解説します。この記事を読んで、分配法則をマスターしましょう! Copyright© 中1数学の最初に学習する単元である「正の数・負の数」で学習する「分配法則」について説明しています。分配法則の形から、「どういうときに分配法則を使うのか?」、「なぜ分配法則が成り立つのか?」といったことまで詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。 分配法則のかっこの中の文字が、右にあります。例えば、2(6-4x)このような感じです。この場合、答えは・12-8x(文字が右のまま)・-8x+12(文字を左にする)どちらが正しいのですか?大至急です。ご回答お願いします!大事な追記。乗法の 数学の分配法則について質問があります。a(b+c)=ab+acですが、分配法則とはa(b+c)→ab+acのことで、逆の因数分解のab+ac→a(b+c)は分配法則ではないのでしょうか?わかる方よろし くお願いします。 =でつながれた分配法則の左辺等辺を逆にした式を利用して、展開の逆操作の因数分解をするという事。 集合 S に対して、積 × と和 + が定義されている時に、 (+) = +(+) = +が任意の元 a,b,c について成り立てば、この積は和に対して分配法則を満たすという。同じことを、積は和に対して分配的であるともいう。 応用レベル3 「分配法則の逆」 分配法則は逆に使えて一人前です。 (1/4+2/3)×24 =1/4×24+2/3×24 といった具合です。 ばらばらにした方が計算しやすいこともあるのです。 ちなみに分配法則の逆はみなさんさんざん使っています。かけ算の筆算です。 分配法則とは40人の生徒から950円ずつ集めてから50円追加徴収したときの合計金額を知りたいときに、一人から1000円徴収したと考えても計算が成立するというようなものです。, どこまで数字の意味を掴もうとするかが大切です。計算問題にこめられた意味を考えましょう。, 21×166の21を42と2倍する代わりに166を半分の83にしてしまいましょう。, 上は12個のりんごを3人でわけてから15個のりんごを3人で分けるかわりに27個のりんごを3人でわけるという意味, 下は12個のりんごを2人でわけた日と3人でわけた日の合計が5人でわけるのと同じわけがないという意味, この式なら分配法則を使うことはできますが、2と3を足すのではなく1/2と1/3を足さなければならないとわかるはずです。, 32×(75-25)=32×50=1600を4200から引くことで分配法則を活用できます。. 分配法則のやり方とは?小学生でもわかる教え方(説明)や証明を解説!【分数や割り算も考察】 こんにちは、ウチダショウマです。 今日は、小学4年生(中学1年生でも高校1年生でも改めて習います。 分配法則の逆. 交換法則や結合法則、分配法則は、4年生で学習します。4年生の子どもにとって、式変形はとても難易度が高く、全く理解できない子も少なくありません。 小学校段階では、式変形の結果に注目するよりも、なぜその式変形が成り立つのかを具体物を用いて理解させることが不可欠です。 Junior in the Faculty of Law. 今回の記事では、中学1年「正の数・負の数」で学習する「分配法則」について詳しく説明していきたいと思います。, 分配法則とは、(△+〇)×□のような計算において、先にカッコの中のたし算をすることなく計算をしたいときに用いる法則です。, では、カッコの中のたし算を先に計算せずに、計算を進めたい場合どうすればよいでしょうか?, このとき分配法則を使うと、先にカッコの中のたし算をすることなく計算を進めることができます。, この図を見てもらえば、□をカッコの中の△と〇にそれぞれかけていることが理解できると思います。, 分配法則がどのような計算法則であるのかについて、ある程度わかっていただけたことと思います。, では次に、「分配法則がなぜ成り立つのか」ということについて、詳しく説明していきたいと思います。, そして右側の長方形は縦が6㎝で横が5㎝なので、面積は5×6で求めることができます。, つまり分配法則とは、横の長さ(縦の長さでもよい)が2つに分かれている面積を求めるとき、分けられている長方形のそれぞれの面積を先に求めてから、全体の面積を求める計算なのです。, また、視覚的に把握することで、イメージをつかむこともできたのではないかと思います。, 先にカッコ内のたし算を計算してから、かけ算をやってもよいのですが、分母が異なる分数のたし算なので通分する必要があり、少し面倒です。, そこで分配法則を使って、先に1/5 と2/3 のそれぞれに15をかけたらどうなるでしょう。, よって、このような計算問題では、分配法則を使って計算したほうが、速く正確に計算することができます。, しかし、ひき算は負の数のたし算と同じことなので、この計算も分配法則を使って解くことができます。, このように、カッコの中のたし算を先に計算するより、分配法則を使った方が速く正確に計算できる場合は、分配法則を使って解いていきましょう。, 同じ数”□”がかけられている数”△と〇”のたし算は、△と〇をカッコの中のたし算にまとめて、カッコの外から□をかける形にできる, ことばや記号だけでは、わかりにくいので、具体的な数を用いた計算式をもとに考えてみましょう。, 26×7と14×7を先に計算して、それぞれのかけ算の結果をたし算して答えを求めてもいいのですが、かけ算がちょっと面倒ですよね。, すると、カッコの中のたし算を先に計算して、26+14=40となるので、簡単に計算を進めていくことができます。, すると、カッコの中のたし算を先に計算して、17+83=100となるので、簡単に計算を進めていくことができます。, “48×4-28×4″は”48×4″と”28×4″のたし算ではなく、ひき算になっています。, よって、“48×4-28×4″も”48×4+(-28)×4″と考えれば、分配法則を使って工夫して計算することができます。, “48×4-28×4”、つまり“48×4+(-28)×4″は”△×□+〇×□” と同じ形です。, すると、カッコの中を先に計算して、48-28=20となるので、簡単に計算を進めていくことができます。, このように、分配法則を使って工夫することで、楽に計算することができる問題があります。, ”□×△+□×〇“や“△×□+〇×□“のように、同じ数がかけてあるたし算(ひき算も)の計算式には注意しましょう!, ※下のYouTubeにアップした動画でも、「分配法則」について詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください!, 今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。, これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒、よろしくお願いします。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, このサイトでは中学生の勉強に役立つ情報を発信していきますので、ぜひお役立てください!. My main interests are public policy, especially social insurance and Rawls’s A Theory of Justice. まずは公式の紹介です。 この二つを合わせて「分配法則」と呼びます。 絵で表すとこんな感じですね。 ↓↓↓ これだけではわかりづらいと思いますので、例を見ていきましょう。 例1. インド式計算11選まとめてみた【かけ算わり算や19×19までの九九や足し算など】, ウチダショウマ。数学が大好きな25歳男性。東北大学理学部数学科卒業→教員採用試験1発合格→高校教師になるも、働き方に疑問を感じわずか1年で退職。現在は塾講師をしながら、趣味ブロガーとして活動中。楽しい。, 確認画面は表示されません。上記内容にて送信しますので、よろしければチェックを入れてください。, \begin{align}(\frac{3}{8}+\frac{5}{6})×(-24)&=(\frac{9}{24}+\frac{20}{24})×(-24)\\&=\frac{29}{24}×(-24)\\&=-29\end{align}, \begin{align}(\frac{3}{8}+\frac{5}{6})×(-24)&=\frac{3}{8}×(-24)+\frac{5}{6}×(-24)\\&=-9+(-20)\\&=-29\end{align}, \begin{align}62×3.14+38×3.14&=(62+38)×3.14\\&=100×3.14\\&=314\end{align}, \begin{align}14×19&=14×(20-1)\\&=14×20-14×1\\&=280-14\\&=266\end{align}, \begin{align}14×19&=14×(14+5)\\&=14×14+14×5\\&=196+70\\&=266\end{align}, \begin{align}0.25×12+2.5×4.8-25×0.2&=0.25×(12+10×4.8-100×0.2)\\&=0.25×(12+48-20)\\&=0.25×40\\&=10\end{align}, \begin{align}(2003+□)×\frac{1}{4}×\frac{1}{5}×\frac{1}{6}×\frac{1}{8}+\frac{7}{10}=2+\frac{5}{6}\end{align}, \begin{align}(2003+□)×\frac{1}{4}×\frac{1}{5}×\frac{1}{6}×\frac{1}{8}&=2+\frac{5}{6}-\frac{7}{10}\\&=2+\frac{25}{30}-\frac{21}{30}\\&=2+\frac{4}{30} ……①\end{align}, \begin{align}2003+□&=(2+\frac{4}{30})×(4×5×6×8)\\&=2×(4×5×6×8)+\frac{4}{30}×(4×5×6×8)\\&=1920+128\\&=2048 ……②\end{align}, つるかめ算の解き方を方程式や面積図を使ってわかりやすく解説!【中学受験】【練習問題アリ】, 食塩水の問題とは?濃度の計算公式や連立方程式を用いた解き方を解説!【小学生も必見】, 【旅人算の解き方まとめ】公式から応用問題3選までわかりやすい解説!【中学受験算数】, 分配法則のやり方とは?小学生でもわかる教え方(説明)や証明を解説!【分数や割り算も考察】. , 大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。, 【計算の工夫】12.1×91-14.3×7-6.5×56 ラ・サール中の計算に挑戦. が成り立ちます。これが分配法則の逆です。 何の役に立つの? 例)6×3+4×3=? 上の問題を解くと 6×3+4×3=18+12=30ですが。 算数から数学という名前に変わり、数だけではなく文字も扱われるようになったばかりの中学生にとって、分配法則は難しく感じられるかもしれません。, でも、大丈夫!この記事を読めば、分配法則の仕組みややり方、間違いやすいポイントなどがよくわかります。, 簡単にいうと\(A(B+C)\)という文字式を\(AB+AC\)にばらすことができること¥を分配法則といいます。, つまり、分配法則とは\(A(B+C)=AB+AC\)が成り立つことをいうのですね。, そこで、\(A\)に\(3\)を、\(B\)に\(4\)を、\(C\)に\(2\)を代入してみましょう。, \(3(4+2)\)を普通に計算すると、カッコの中を先に計算して\(3×6=18\)になりますね。, 分配法則を使うと\(3(4+2)=3×4+3×2\)となり、\(3×4+3×2=12+6=18\)で先ほどの計算結果と一致しましたね。, よく分配法則を一番最初の文字だけに使ってしまい、\(A(B+C)=AB+C\)としてしまう人がいます。, ()(カッコ)の中身の項が何個になっても、全ての項に分配法則は適用されますので注意してくださいね。, この分配法則を使うととても便利に計算のできる問題がありますが、それについては後の練習問題でやってみます。, 先ほど例を出して実際に分配法則が正しいことを確認しましたが、これを一般化してみましょう。, 例えば\(3×4\)は、\(3\)の塊が\(4\)つあるということ、つまり\(3+3+3+3\)のことを表しているのでした。, 掛け算の仕組みに従うと、\(A(B+C)\)とは\((B+C)\)という塊が\(A\)個あるということを表しています。, 言い換えると、\(A(B+C)\)は、\((B+C)\)を\(A\)個足しているということになります。, そして、\((B+C)\)が\(A\)個足されているということは、\(B\)、\(C\)のそれぞれが\(A\)個足されているということですね。, もうおわかりですよね。\(B\)が\(A\)個集まって\(AB\)、\(C\)が\(A\)個集まって\(AC\)となるのです。, 分配法則は掛け算が一体どのようなものだったかがきちんと掴めていればさほど難しくはないものですよ。, \(A(B+C)=AB+AC\)同様に\(3(2x+3y)\)を\(\style{ color:red; }{ 6x+9y }\)と展開すれば良いですね。, \(3(2x+3y)\)の\(3\)は\(2x\)にも\(3y\)にもかかりますよ!!, 答えは\(2a(3x+4y+5z)=\style{ color:red; }{ 6ax+8ay+10az }\)となります。, しかし2つに分けるといっても、テキトーに気分で分けたりしてはかえって計算が面倒になりますよ笑, 例えば、今回の\(2998\)を\(3000-2\)に、\(101\)を\(100+1\)に分けるといった具合です。, これを使うと、\(12×2998=12(3000-2)\)とできて、分配法則が使える形になりましたね。, ゆえに、□=\(\style{ color:red; }{ 9900 }\)になります。, しかし、いくら問題が解けても時間がかかっていてはストレスもたまるし、ミスも起こりやすくなる…. 分配法則のやり方とは?小学生でもわかる教え方(説明)や証明を解説!【分数や割り算も考察】 こんにちは、ウチダショウマです。 今日は、小学4年生(中学1年生でも高校1年生でも改めて習います。 分配法則は何に役立つのか? 分配法則が頻繁に使われるのは中学校数学からですが、小学校算数でも知っていたら活用できる機会はありますし、生活の中でも使うことができます。 特に分配法則の逆 \(a×b+a×c=a×(b+c)\) というテクニックは頻出です。 東大法学部4年。公共政策における社会保障やロールズの正義論を関心分野に法律を勉強中。 2018 All Rights Reserved. 算数を究める , 小学4年生から5年生にかけて『計算のきまり』を習います。「交換法則」「結合法則」「分配法則」の3つです。, 交換法則とは、前と後を「交換」しても答えはかわらないという法則です。例えば、2+3=3+2、2×3=3×2。引き算、わり算では成り立ちません。, 結合法則は、項が3つ以上あるとき、どちらを先に計算しても(どちらを「結合」しても)、結果はかわらないという法則です。例、(2+3)+4=2+(3+4)、(2×3)×4=2×(3×4)。この法則も、いつも成り立つのは加法、乗法だけです。, 分配法則とは、( )内を先に計算してその答えにある数をかけても、( )内のそれぞれの数にある数を(分配して)かけても、計算結果はかわらないという法則です。例、(2+3)×4=2×4+3×4。, 交換法則と結合法則は、後々、あまり使い道がありません。分配法則だけは、6年生でも、中学生になっても、しばしば登場します。, 余談:教科上の用語のわかりにくさは、どう考えてもおかしい。計算法則は子どもたちの苦手な単元ですが、その責任の大部分は用語にあります。最近は、刑法や民法などの法律用語でさえ現代語に書き換えるようになってきています。国語の審議会で漢字制限の枠をチマチマ改定するより、教科の用語を子どもたちにわかりやすい用語に改めるほうが、ずっと国民のためになると思うんですが、誰も主張しませんね。, 単元「計算のきまり」で分配法則を学ぶときは、まだあまり有用性はありません。習うから、仕方なしに覚えないといけないだけです。, 例えば、最も子どもたちがいやがる問題に、「102×23を工夫してしなさい」という問題があります。正解は、102×23=(100+2)×23・・・分配法則を使う準備として、きりのよい数字を用いて式を変形する=100×23+2×23・・・分配法則を使ってそれぞれの数字に23をかける=2300+46・・・ちゃんと分配法則を使ったご褒美として、計算が非常に楽になる=2346ですが、「筆算をすればよいのになぜこんな遠回りをするの?」というのが子どもたちの本音で、ま、そう言われればそうです。, 問題文中の、「工夫してしなさい」ってのは、「工夫した証拠を途中の式に書いておきなさい」って意味だよと強調しても、こちらが目を光らせているときはいやいや書きますが、油断するとすぐ答えだけを書いたりする。その横に、102×23の筆算をして消しゴムで消した痕跡がうっすら残っていたりして、「人の言うことなんか素直に聴くものか」という子どもの本能にはおそれいるしかない。, いやいや覚えさせたって意味がないんで、私は最初教えるときは、少々のズルは見逃します。但し、しつこくやっておく意味はある。人間は、時期をおいて、繰返し言われるのが一番頭に残る。最初はできなくても、そこでくどく言っておくと、後でそれが生きてきます。, 分配法則のありがたさを身をもって知ってもらえるのは、5年生、6年生で習う「円」の単元です。, おうぎ形の図で、太線で囲まれた図形の面積を求めるとします。中心角が90度で円の4分の1ですから、式は9×9×3.14÷4-5×5×3.14÷4です(9×9×3.14×90/360-5×5×3.14×90/360でもよい)。, 馬鹿正直に計算すると、3.14×81を筆算でして答えを4で割る、次に3.14×25を筆算して4で割る、最後に引き算をすると、計5回の筆算をしなければなりません。, 分配法則を使うと、9×9×3.14÷4-5×5×3.14÷4=(81-25)×3.14÷4・・・3.14÷4が共通であることに着目する=56÷4×3.14・・・56÷4を先に計算する=14×3.14=43.96となり、筆算1回だけで簡単に求められます。, 分配法則を使うほうが、何倍も早くできますし、計算を間違える可能性も大幅に減少します。, 中学入試の問題でも、円のからんだ問題は、円の問題というよりは分配法則を上手に使えるかどうかを試す問題のほうが多いくらいです。, つまり、分配法則が本当に威力を発揮するのは、「計算のきまり」の単元より「円」の単元であり、分配法則を使わないで円の問題を解くようでは、合格はおぼつかないということになります。, 子どもが苦労する前に、「分配法則を使いなさい」と言ってしまうとだめなんですね。円の問題を、分配法則を用いないで馬鹿正直に何回もさせて、いい加減うんざりさせた後に、おもむろに「実は・・・」と分配法則を使うように誘導する。それも、こちらが強制するのではなくて、子どもが自分が気がついたように持っていく、あるいは、そのほうが得だと自分で気がつくように仕向けるのが、上手な指導法だと思います。, 6年生の場合、小5の円のときのような、苦労させてその後でという手は使えません。生意気盛りで根拠のない自信を持ち始める年頃ですから、頭を使って分配法則で楽をするより、頭を使わないで複雑な計算で苦労するほうを選んだりします(わかっていても人の忠告を無視してあえて苦労したがるのは、大人も一緒かもしれませんね)。もう、強制的に覚えさせてやらせるしかありません。, 分数の分配法則の場合、「分配」という言葉の意味から覚えさせます。両方に分けてかけるから、両方に「分配する」から分配法則だと強調します。, 上の式の場合は、「同じ数字の部分(この問題だと4/7)があるのが分配法則を使う目印だ」という言い方をすると、短時間でわかってくれるようです。, 小学生の場合、問題を見てすぐに「分配法則を使う問題だ」と、自分で気がつく子はほとんどいません。しかし、小学校の段階で、遅くとも小6までに、「分配法則」の概念を子どもの頭に残しておいてあげることは絶対に必要です。, 中学生になったら、分配法則という言葉を使うだけで教えやすくなる単元がたくさんあります。そのためにも、小学校の間に分配法則を上手に習得させておくべきです。, 俊英塾代表。「塾学(じゅくがく)」「学道(がくどう)」の追究がライフワーク。隔月刊誌『塾ジャーナル』に「永遠に未完の塾学」を執筆中。関西私塾教育連盟理事長。, あなたが探している「わかるためのヒント」、「『なぜ?』の答え」が、ここにあります。, 俊英塾代表。大学卒業後塾講師ひとすじ。「塾学(じゅくがく)」、「学道(がくどう)」追究がライフワーク。隔月刊誌『塾ジャーナル』に「永遠に未完の塾学」を執筆中。関西私塾教育連盟理事長。. ©Copyright2020 合格サプリ.All Rights Reserved. 受験算数を攻略する 2020 All Rights Reserved. 分配法則の「=」に注目してみてください。=の右辺と左辺が等しいですね。 ということは. 算数の基礎と雑学をわかりやすく解説します。よりよい算数授業と算数好き児童を増やすサイト, 小学校段階では、式変形の結果に注目するよりも、なぜその式変形が成り立つのかを具体物を用いて理解させることが不可欠です。, たし算では、たす数(加数)とたされる数(被加数)を逆にしても、答えは変わりません。, 3+2=2+3 を「合併」で考えると、「左から男の子が2人、右から男の子が3人来る」のを逆から見ると「左から男の子が3人、右から男の子が2人来る」ことと同じになりますね。, 交換法則は、ひき算(a-b = b-a)では成り立ちません。「体重60kgの人が10kg痩せることはできますが、体重10kgの人が60kg痩せること」はできませんよね。, 3+9 よりも 9+3 の方が若干簡単です。一般的に、たし算は被加数が大きい方が、計算しやすいです。, かけ算では、かける数(乗数)とかけられる数(被乗数)を逆にしても、答えは変わりません。, 交換法則は、わり算(a÷b = b÷a)では成り立ちません。「8Lを2Lずつ分けることと2Lを8Lずつ分けること」は違いますね。, 九九を覚えていない子に対して有効です。7×4は21や24と間違えが多いですが、4×7は比較的間違いが少ないです。, また、上記の3つの計算のきまりは、学習指導要領に記載されてはいるものの、必ずしも使用を強制するものではありません。, 「法則を使った方が楽」、「法則を使った方が間違いが減る」というのは理解している大人の視点でしかありません。, どの学年でも行うことのできる図形に関する授業です。隙間時間でも行えます。 問題 下の12個の図形を仲間に分けましょう。 上の図形はすべて私がwordで作成したものです。元の画像には色がついています。 …, 小数の基礎となる「0.1」について、簡単な動画にしてみました。 小数について解説したページはこちら↓ 小数(1より小さい数)の基礎基本 おまけ↓ 小数ゲーム, 先に言ってしまうと、文章題を解くための7つのポイントは、 文章の量は、ヒントの量だ! 問題にツッコミをいれろ! 問題を先読みしろ! 聞かれていることを把握しろ! とりあえず絵を描け! 問題を作っている …, 小学校1年生では、これからの学習の基礎となる基本的なことを学習します。 その中でも、最も基礎となる学習が「文字」の学習です。 特に、「数字」は、フォントによって形が大きく異なります。 下の数字を見てく …, 小学校最初の図形の学習は、平面図形ではなく、立体図形です。 これは、立体図形の方が具体性があり、立体図形の構成要素として平面図形があるからでしょう。 それでは、小学校最初の図形領域の学習である「立体的 ….