エリザベス・モス、オリヴァー・ジャクソン=コーエン、オルディス・ホッジ、ハリエット・ダイアー、ストーム・リード、マイケル・ドーマン, 【作品概要】 同じタイトルの「透明人間」を観たことがあるのですが、1933年ながら人が透明になっていく視聴覚効果が素晴らしくて、大変おすすめの作品ですし。, ケヴィン・ベーコン主演・ポール・バーホーベン監督の「インビジブル」も透明人間を描いて、透明人間になったら欲まみれ泥まみれになってしまう男のみじめな姿をよく移している映画でありました。, 色んな透明人間映画がありますが、今作は誰が透明人間になるのかまだわからないのがポイントですよね。予告からは一切想像できない。, 「 #透明人間 」鑑賞!!透明人間になる側でなく、透明人間に襲われる側をメインに描く、超絶望的スリラー映画!「ゲットアウト」の時と同じく、絶対に逃げられない状況下での逆転劇は本当にアガる!上手い、上手いなぁこの映画!!エリザベス・モスはmachinaka的主演女優賞で決まりで!!, 透明人間モノって、透明人間に「なる側」を主人公として描くことが多いような気がします。, 透明人間になり社会規範を無視した主人公。大体はマッドサイエンティストで、他者に理解してもらえないまま透明人間になりモラルなき行動に出る。, 場当たり次第に透明人間を見せびらかし、半ば無差別的に他者を攻撃するのが、これまでの透明人間モノだと思っていました。, しかし本作は、そんな透明人間のルーティーンを壊し、明確な目的=妻への執着を持って透明人間として振る舞ったのが素晴らしいと思いました。, 常に妻にまとわりついている設定も、常にどこかに透明人間がいる・・と観客に緊張感を伝えられた気もします。こういう小さい積み重ねが恐怖を倍増させるんですよね。, また、印象に残ったのは「絶対に逃げられない&勝てない状況下での一発逆転劇」だと思ってます。, 今作の監督が脚本を担当した「ソウ」シリーズや、直近だと「ゲット・アウト」といったように、絶対に逃げられない・勝てない状況下に主人公を追い込むこと。, 「ソウ」しかり、、「ゲット・アウト」しかり。主人公が拉致されて狭い空間に閉じ込められるの設定を観て思い出しました。, ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン2 [DVD-PAL方式 日本語無し](輸入版) -The Handmaid’s Tale Season 2-, 色んなスリラー・ホラー映画がある中で、今作の「ビビリ」表現は群を抜いているような気がしました。, 静寂が流れる→主人公が怪しい場所を眺める→何もなかったことを確認して安堵する→観客も安堵する→・・・→ドオオオオン!!!, 他のスリラー・ホラー作品と差異が生まれたのは、高い視点から見下ろすようなカメラワーク=いわゆる神の視点の多用が要因だと思います。, 例えば、セシリアが夫の携帯を探しに屋根裏部屋に登って、何もないことを確認して出口に戻ろうとするシーン。, 屋根裏部屋→廊下に目を落とすので、必ず高いところから低いところへと視点を移すことになる。高いところから見下ろす構図は神の視点に見えるため、透明人間はもういない、と妙な安心感を覚えるんですよね。安心を覚えたからこそ、いきなり透明人間が出てきてビビる事ができるんです。, これが神の視点ではなく、水平な目線でのカメラワークの場合、「絶対次来るよな?来るよな?」と身構えてしまうんですよ。, 序盤は透明人間にやられっぱなしな彼女ですが、酷い目に会った時のセシリアの表情が今でも忘れられなくて。, 例えば自分の妹を透明人間に殺された時、透明人間に対して怒り心頭と思いきや、どこか諦めのついたような悲しい表情をしてみせるんです。, さらに、刃物をしばらく握りしめる所作では、握ってる手が震えることがないんです。透明人間がセシリアの手を無理やり握ってるのであれば、抵抗しようとして手が震えるはずだし。, つまり、透明人間の有無に関わらず、自分の意志で包丁を持ち続けたことになるんですよね。, セシリアの表情は驚きを隠せないのに、包丁を持った手は全く震えていない。普通の人が演技したらこのアンビバレントなパーツの使い方は出来ないですよ。, 余談ですが、諦めの表情で虚ろな目をしているエリザベス・モスは、「へレディタリー継承」のあの娘を思い出しました。。なんか似てないですか?, スリラーとしても高い満足度ですが、セシリア演じるエリザベス・モスの怪演が光る内容となっており、彼女の表情を観るだけでも観る価値があります。, 普通の人とは「違った映画の見方」をすることで、「ここだけの」映画批評を記事にしています。, ・基本的に全否定はしません。どんな映画にも必ず良い点はあり、積極的にフィーチャします。それが正しい「映画の見方」だと思うからです。, ・映画の分析のために、独自に画像を作成しています。ここが他の映画評論サイトとは違うポイントです。出典さえ明記してくれれば転載OKです。, 連絡先 Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(C) 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved. ※画像はイメージです「ザ・ファーム 法律事務所」 -(C) 2011 The Firm Television Productions Inc. All rights reserved. こんにちは! Machinakaです!! Twitterもやってます! @Blog_Machinaka この記事では、「透明人間」のネタバレあり感想解説記事を書いています。 目次 まえがき あらすじ 「透明人間」のネタバレありの感想と解説(全体) 絶対に逃げられない&勝てない状況下での逆転劇はアガる! 透明人間(2) コロンビア映画制作のSF映画。 キャッチコピーは「姿は見えないが、殺意は見える」。 原案はH・G・ウェルズの小説『透明人間』(The Invisible Man)。透明人間になり次々に犯行を重ねる男と、彼が起こす事件に立ち向かう人々を描く。 ブログを報告する, 透明人間の夫に常に監視され、危害を加えられる姿は、きっと現実世界の何かのメタファーなんじゃないかと思いました。, エリザベス・モス演じるセシリアがどれだけ説明しても、自分に非はないと訴えても、まるで聞く耳を持たない。, そんな姿を見て、透明人間自体の怖さよりも男に常に縛られて生きるセシリアの生きづらさの方が観ていて辛かったです。, この考察に至ったのは、エリザベス・モスが「ハンドメイズ・テイル」の主演をしていることも大きいとは思います。女性の生き辛さという視点で今作を観ると、どうしてもハンドメイズ・テイルは避けられないので。。, 単に透明人間モノで驚かすだけなら、ジャンル映画とも言っていいと思うんですけど、今作は透明人間の設定を女性の生きづらさというメタファーに昇華させてくれましたね。, 映画「透明人間」ネタバレあり感想解説と評価 【見えない】女性の苦悩が【透けて】見える怪作!, スリラーとしても良作だが、「ハンドメイズ・テイル」のエリザベス・モスが主演ということもあり、夫が不在ながらも生きることに苦悩する、まさに「見えない」女性の苦悩が「透けて」見える怪作!, 映画「ヘレディタリー継承」4DXネタバレあり感想解説+公開直前の予想SP お化け屋敷か?それともホラ…, 映画「劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明」4DXネタバレあり感想解説 体全体で、プルシュカを感じる…, 映画「フォードvsフェラーリ」4DXネタバレあり感想解説+直前大予想! 7000回転でシートの揺れに…, 映画「Us アス」ネタバレあり感想解説と評価 これを見たら、俺たちにアスはない!?「アス」の真の正体…, 映画「ライオンキング(実写版)」4DXネタバレあり感想解説 4DXで観ても心配ないさぁぁぁぁぁ!!!, 映画「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」ネタバレあり感想解説と評価 デジタルとアナログの見事なリンク!, 映画「おらおらでひとりいぐも」ネタバレあり感想解説と評価 お母ちゃんもこんなこと思っとんのかなぁ。, 映画「罪の声」ネタバレあり感想解説と評価 東宝お得意の「元号変わる前に何とかしろ!」ジャンル最高傑作!, 映画「スパイの妻 劇場版」ネタバレあり感想解説と評価 黒沢清による戦争映画に「隠された」夫婦の熱い愛, 映画「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」ネタバレあり感想解説と評価 原作未読の映画好きオジサンによる初無限列車体験談.