東西に引き裂かれてしまったカップルの対立と和解を、それぞれを象徴する音楽でみごとに表現しています。, 東側、社会主義陣営を象徴するのは、ポーランドの民族音楽であるマズルカ。 弱いところを見せまいとしながら、ふと緊張がゆるんだ瞬間に見せる無防備な表情もこれまたチャーミング。 映画『cold war あの歌、2つの心』まとめ 一言で言うと! 暑く激しく燃え盛る炎の行方は “ 凍傷 ” になるほどの恋が待っている. 花の命短し、恋せよ乙女という言葉があるが、これは恋愛においてはお子ちゃま … 「cold war あの歌、2つの心」美しい画と音楽が紡ぐ、普遍的なラブストーリー ネタバレあり | mojiの映画レビュー . ヨハンナ・クリグって今年で36歳なんですね。 COLD WAR あの歌、2つの心(2018)の映画情報。評価レビュー 172件、映画館、動画予告編、ネタバレ感想、出演:ヨアンナ・クーリク 他。『イーダ』などのパヴェウ・パヴリコフスキが監督を務め、冷戦時代を舞台につづったラブストーリー。15年に及ぶ恋人たちの日々をモノクロ映像で映す。 出演: ヨハンナ・クリグ、トーマス・コット (日本では公開未定ですが……), また注目してほしいのが、ヒロインのズーラを演じた ヨハンナ・クリグ。 芸能人ブログ 人気ブログ. 第2次世界大戦直後のポーランド。 cold war あの歌、2つの心 ノミネート ダラス・フォートワース映画批評家協会: 2018年12月17日 (英語版) 外国語映画賞 cold war あの歌、2つの心 2位 ヨーロッパ映画賞: 2018年12月15日 (英語版) 作品賞: cold war あの歌、2つの心 受賞 監督賞 混乱した時代の中を生きる、芯の強い女性の姿を見せてくれています。 各地で激賞されているこの映画、どんな中身だったのか? cold war あの歌、2つの心[dvd] 発売日:2020年1月8日. そして西側、資本主義陣営の象徴はジャズです。, これらの音楽が巧みに切り替わる瞬間、 「COLD WAR あの歌、2つの心」美しい画と音楽が紡ぐ、普遍的なラブストーリー ネタバレあり. 最安価格: ¥3,251. パヴェウ・パブリコフスキのすごい映画『COLD WAR あの歌、2つの心』。 ここでは苦しみが快活さの衣をまとい、 天使と悪魔が愛の唄を一緒に作ろうとしている。(公式Instagramより) パティ・スミス(ミュージシャン) 映画の感想ブログです。基本的にその映画が観たくなるように、ということを意識して記事を書きたいと思っています。, 出演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、ボリス・シィツ、アガタ・クレシャ、ジャンヌ・バリバール、セドリック・カーン, 今年のアカデミー賞で監督賞と外国語映画賞にノミネートされていて、気になっていた作品でした。今年のアカデミー賞主要部門ノミネート作としては、もっとも遅い日本公開となります。, 1949年、ポーランド。ピアニストのヴィクトルは、マズレク舞踏団の立ち上げのため、各地から民俗音楽の歌い手を集めます。その中の一人、ズーラに、ヴィクトルはひかれていきます。, 舞踏団は人気を博し、大臣からはスターリンを讃える歌を歌うよう命じられます。東ベルリンでの公演の際、ヴィクトルはズーラに、一緒に亡命しようと持ちかけます。, 時代は、1949年から1964年まで。舞台は、ポーランドから、ベルリン、パリ、ユーゴスラビアまで。様々な時代、様々な街を転々としながら、男女のすれ違いが描かれていきます。, 背景には常に冷戦があって、二人の運命も政治状況に翻弄されていくんだけど、でも基本的には冷戦があってもなくても変わらない、普遍的な男女の物語が描かれています。, ヴィクトルとズーラの二人は、パヴリコフスキ監督自身の両親がモデルになっているそうです。二人の名前はそのまま両親からとられているそう。, 「二人とも、強くて、素晴らしい人たちでしたが、夫婦としては、とにかくどうしようもなかった」とパヴリコフスキ監督は語っています。, 監督の両親、実際のヴィクトルとズーラは「鉄のカーテンの両側で、一緒に過ごしたり、離れたり、別れたり、互いを追いかけたり、相手を責めたりしながら40年間を過ごし、ベルリンの壁が崩れる直前の1989年に亡くなった」そうです。, パブリコフスキ監督は「私の両親の物語は謎に包まれたままだ」と語っています。愛し合っているはずなのに別れ、憎み合っているようでいてまた近づいていく両親の来歴は、まさしく謎に満ちたものだったでしょう。, その謎を解き明かす、ということが、創作意欲のもとになっていたのだろうと思われます。, ただ、映画は両親の実際の人生を忠実に追うものではなく、大きくフィクションにアレンジされたものになっています。それによって、より普遍的な男女の愛憎の物語になっていると言えます。, 実際には監督は、14歳の時に母親とともにポーランドからイギリスに移住しています。1989年まで生きたということも、映画とは違っていますね。, 狂おしいほど手に入れたいのに、手に入れてしまうと満たされなくなる。追われると逃げたくなる。いなくなると、追いかけずにはいられない。, パリでズーラを得ている時にはそっけない態度だったヴィクトルは、いざズーラがポーランドへ帰ってしまうと、スパイ容疑で逮捕される危険もいとわず、西側で得ていた自由もすべて捨てて、ポーランドへ追いかけて行ってしまいます。, それに対するズーラの側も、ヴィクトルを救うために嫌いな男と結婚したり、人生を犠牲にするまでしてしまう。, そこまでやるくらいなら、素直にパリで仲良く暮らしていればいいのに…と思ってしまいますが、そこがままならないのが男女の仲…ってことなんでしょうね。, 冷戦時代の鉄のカーテンによって引き裂かれる…というよりも、強固な政治的な障壁さえも物ともせずに、無視してしまえるほどの強い愛。, おそらくはいつの時代も変わらない、矛盾を内包した男女関係の謎。冷戦時代の鉄のカーテンの存在は、それを強調し、際立たせていく役割になっていますね。, 田舎の農村で歌い継がれて来た農民たちの歌、バラード。それらが、マズレク舞踏団の基本を作り上げていくことになります。, そして、ズーラが歌う民謡「2つの心」。何度も繰り返される、「オヨヨ…」というリフレインが印象的な歌です。日本でも泣き声を表すのに使う言葉ですが、ポーランドでもそうなんでしょうかね。, 土着的な農村の歌を伝えていくことをテーマとしていた舞踏団ですが、やがて人気を得ていき、共産党指導部のバックアップを受けるようになっていくと、政治的な思惑を持ち込まれていくことになります。, 巨大なスターリンの肖像画を前に歌われる「偉大なる指導者を讃える歌」、そして共産主義を讃える「インターナショナル」、ロシアを代表する「カチューシャ」。, ヴィクトルが亡命して西側に移ると、パリのナイトクラブで演奏されているのはジャズ。「民衆を堕落させる西側の頽廃の象徴」として、東側では禁止されていた音楽です。, やがてズーラがパリにやってくると、ヴィクトルは「2つの心」をジャズアレンジして、ズーラのデビュー曲としてレコーディングさせることになります。, 「オヨヨ…」の「2つの心」は農村の民謡から、洗練された都会的なジャズに生まれ変わることになります。「オヨヨ…」のリフレインも消えて、歌詞も一新されて。, しかし、ヴィクトルの恋人だった作詞家によって新たに作られた「2つの心」の歌詞は、ズーラをイラつかせ、ズーラとヴィクトルの関係を破局へと導くことになります。, ズーラがパリにいたのは1950年代の半ば。ジャズの全盛期であり、ロックの誕生した頃でもあります。, 普段はジャズを演奏しているナイトクラブで「ロック・アラウンド・ザ・クロック」がかかって、ズーラがカウンターに登って踊るシーン。新しい刺激的な音楽はいつでも若者をひきつけますが、ヴィクトルはロックはあまり好みではないようです。, 民謡から共産党歌、ジャズ、ロック。1950年代から60年代にかけての東西のヨーロッパが、音楽によって見事に描き出されています。, しかし、映画の最後、ポーランドの田舎の道にバスに乗ってやって来たズーラとヴィクトルのシーンでは、音楽はない。, 静かな自然音だけが、冒頭にも出て来た教会の廃墟を満たしています。そこで二人は、永遠へと向かう旅に出ることになります。, 言葉での説明をできるだけ廃して、映像と音楽で描き出していくストーリー。これは本当に映画らしい映画だと言えますね。, 古典的なヨーロッパ映画の大人っぽいムードが濃厚です。それでいて、映像は現代的に高精細で、とてもきれい。, 冒頭とラストで繰り返される、廃墟となった教会の美しさ。屋根が落ちた天井を見上げる、井戸のように丸く切り取られた空。, ヴィクトルとズーラが皆に隠れて会う川辺。ミレーのオフィーリアのように、川に浮かび流れていくズーラ。, 白と黒、光と影のコントラストが次々と展開して、本当に目に楽しい。観ていてうっとりとするような、美しい画角の連続です。, そして、テンポがとてもいい。一つ一つが冗長でなく、スパッと潔く切り取られていきます。, 感傷的なシーンも過剰に引き伸ばさず、無骨なまでの暗転で次の局面へと受け渡されていきます。, 上映時間は88分。余計なもののない、ストイックに切り詰められた物語になっています。, 1時間半にも満たない時間に15年を凝縮して、歴史の陰に埋もれたある男女の軌跡を描き出す。個人的で、同時に普遍的。実に濃厚な、贅沢な映画だと感じました。, ポール・シュレイダー監督がこの作品を観てパヴリコフスキ監督と対談し、スピリチュアルな映画である「魂のゆくえ」を着想したと語っていました。, 「COLD WAR あの歌、2つの心」美しい画と音楽が紡ぐ、普遍的なラブストーリー ネタバレあり | MOJIの映画レビュー, 「二人とも、強くて、素晴らしい人たちでしたが、夫婦としては、とにかくどうしようもなかった」, ポール・シュレイダー監督がこの作品を観てパヴリコフスキ監督と対談し、スピリチュアルな映画である. カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したポーランド映画「cold war あの歌、2つの心」を鑑賞してきました!2015年のアカデミー外国語映画賞を受賞した「イーダ」で知られる監督、パヴェウ・パヴリコフスキの最新作です。 各地で激賞されているこの映画、どんな中身だったのか? 全体的にすごく静かな映画なのに、脳内にはアドレナリンどばどばです。 第91回アカデミー賞 監督賞/撮影賞/外国語映画賞ノミネート! 6月28日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、ほか全国公開 Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. 2人が東西に引き裂かれた理由は、さり気ないながらも衝撃的なので……本編を楽しみにしててください。, 上映時間が90分もない短い映画ながら、一度だけでは解釈しきれなかったシーンもいくつかありました。 (赤江珠緒)『cold war あの歌、2つの心』は日本では6月28日の公開になります。今日は町山さんに『cold war あの歌、2つの心』を紹介していただきました。じゃあ町山さん、アカデミー賞もがんばってください。 (町山智浩)はいはい。どうもです。 COLD WAR あの歌、2つの心(2018) 原題:Zimna wojna 英題:COLD WAR 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 出演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、ボリス・シィツ、アガタ・クレシャ、セドリック・カーンetc 評価:50点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 第71回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞 … 『cold war あの歌、2つの心』というポーランド映画なんですよ。 Congrats to director Pawel Pawlikowski and the entire #ColdWarMovie cast/crew on their 3 Academy Award nominations for Best Director, Best Foreign Language Film and Best Cinematography. シナリオについても少し触れておきましょう。 カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したポーランド映画「cold war あの歌、2つの心」を鑑賞してきました!2015年のアカデミー外国語映画賞を受賞した「イーダ」で知られる監督、パヴェウ・パヴリコフスキの最新作です。 各地で激賞されているこの映画、どんな中身だったのか? 僕もきっとそんなお話だろうと思ってたんですが、全然違いました! これに反発したウィクターは、楽団のパリ公演を利用してズーラとともに亡命を決意するが……, 【基本情報】 カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したポーランド映画「COLD WAR あの歌、2つの心」を鑑賞してきました!, 2015年のアカデミー外国語映画賞を受賞した「イーダ」で知られる監督、パヴェウ・パヴリコフスキの最新作です。 一発でファンになってしまいました!. さらにびっくりしたことに…… 共産党を称える音楽をレパートリーに加えよと要求してきたのだ。 関連dvd・ブルーレイ情報をもっと見る cold war あの歌、2つの心. 東西冷戦を元にした恋愛ドラマというと、どうしても「本人たちの意思に反して生き別れてしまった男女」みたいな話を想像してしまいがちですよね。 僕ぁ心の中で「うっわーーーーー!!」と叫んでましたね。 ぜひとも劇場のいい音響の中で楽しんでほしい! ほかの受験生とは異彩を放つ彼女にウィクターは惹かれ、やがて2人は男女の関係となる。 ホーム ピグ アメブロ. うそでしょ!? ところが、隣国ソビエトの影響が2人の関係に暗い影を落とし始めた。 mojiの映画レビュー. 町山智浩さんがtbsラジオ『たまむすび』の中でポーランド映画『cold war あの歌、2つの心』について話していました。 (町山智浩)この時期、いっつも日本に来ているんですけども。それはアカデミー賞の授賞式が来週の月曜日ぐらいで。 彼女は映画の中で、10代の少女から20代の大人の女性になるまでを演じてるんですが、これがどえらいカッコいいのですよ。 なんであんなに瑞々しいのよ!? ameba新規登録(無料) ログイン. ネタバレ無しで感想を書いていきます。, 【あらすじ】 上映時間: 85分, 「コールド・ウォー」、とにかく音楽による語りが素晴らしいです! ウィクターが教官として勤める音楽学校の入学試験に、ズーラという少女がやってくる。 機会があればもう一度観てみたいですね。, ニュージーランド在住の映画ファン。最新洋画のレビューを最速で書くのがモットー。ときどき邦画も。, 【ネタバレ無し】映画「COLD WAR あの歌、2つの心」の感想。華麗な音楽で語られる男女の"冷戦"!, 【ネタバレ】「ソニック・ザ・ムービー」あらすじ・感想。いい意味で"ふつーに面白い"親子向け映画!, 【ネタバレなし】「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のあらすじ・感想。マーゴット・ロビーの顔力がスゴい【女性による女性のための映画】, 【ネタバレなし】「ミッドウェー」のあらすじ・感想。アメリカ軍の英雄勢揃いの戦争映画【CGはひどい】, 【無料あり】「アウトレイジ 最終章」のあらすじ・感想。まるで初期北野作品のような"滅び"の映画【ネタバレなし】, 【無料あり】「アウトレイジビヨンド」のあらすじ・感想。関東vs関西の罵声対決を見逃すな【ネタバレなし】. 監督: パヴェウ・パウリコフスキー